最近ではコロナウイルスの影響でリモートワークになったり、外に出る機会が減ってしまって体を動かすことが減ったりした為か体の不調を訴える方が非常に多く来店されます。
カウンセリングの後に姿勢のチェックや動作の確認をして行きますが、多くの場合姿勢の歪みがあります。
そこで今回は体のねじれの歪みについてご紹介します。
体の歪みと背骨の関係は?
体の歪みは様々で人によっても大きく違います。
骨盤の捻れや猫背、巻き肩、反り腰、受け腰、ストレートネックなどは誰でも聞いたことがあるかと思います。
一概に歪みといっても日常生活を送る上で有利な体の使い方を獲得しようとする体の性質でもあるので全ての歪みが悪いと言う事でもありません。
体歪みについては完全に左右対称で歪みのない人はいませんし、重力下において生活する上で必ず歪みは出てしまいます。
しかし一定のバランスを崩してしまうほどの歪みが生じた場合には「痛み」「違和感」「体の可動域の制限」などの不調が現れてきます。
人間の背骨は横から見た際にS字にカーブしており、頭部の重さや地面からの突き上げの衝撃に対してクッションの役割を果たす為と言われています。
その為重心の位置が中心にあると言う事は良い姿勢の状態なので、腰痛や肩首の痛みにとっても負担は少ないと言う事にも繋がります。
背骨は体の中心を走る幹だから強度は高いと思われる方も多くいますが、背骨を支える筋肉や靭帯を取り除くとおよそ2キロ程度の荷重にしか耐えられない構造です。
そもそも頭の重さはは体重の10%程度、4〜6㎏なので、筋肉や靭帯が無ければ頭すら支えることができません。
意外かもしれませんが、背骨は元々不安定な構造をしていて、それを支える筋肉や靭帯が常に負荷に耐えていると言うことです。
体の歪みのパターンとは?
また歪みにはある程度のパターンが存在し、これは利き腕や利き足との関係が深いと言われています。
利き腕は右の方が圧倒的に多いですが、右が利き腕の場合には体は右から左に回旋して捻れていることが多いのです。
野球やゴルフなどのスポーツでのスウィングでも右利きの人は右から左に体を捻りますよね?
スポーツだけではなく、日常の中でのちょっとした動作も同様で、例えばリモコンをとるときも右から左へ体を捻ってとりますし、掃除機をかける際の右から左へ体を捻ります。
このように普段の何気ない動作にも利き腕のよって体の一方向への捻れが多くなる為、右利きの人の巻き肩は左に比べて右が酷い人が多いのです。
また足も同様で利き足があるので、右重心のパターンが多いと言われています。
猫背や反り腰は前後の歪みですが、背骨が左右に歪んだ場合は『側湾症』と呼ばれます。
この側湾症にも多くの人が当てはまるパターンが存在し、右足重心の人では背骨の下(腰のあたり)は左凸で中央から上(胸のあたり)では右凸になることが多いと言われてます。
これも利き手・利き足・重心に位置が主な原因になっていると考えられています。
体の捻れの改善方法をご紹介!
体の捻れの歪みに対してのエクササイズをご紹介します。
上記でご紹介したように、日常の中での体の使い方によって体の捻れは殆どの人に見られます。
そこで『トランクローテーション』と言う種目で様々な効果が期待出来ます。
- 胸椎の可動域の改善
- 猫背の改善
- 巻き肩の改善
- 肩こり首こりの改善
- 腰痛の改善
などに効果が期待出来るエクササイズで、トレーニング種目ではありますが、腹筋やスクワットなどに比べて比較的優しい運動ですが、機能的な部分では非常に重要です。
フォームなど細かい注意点などを以下でご紹介します。
- 床に四つ這いになる
- 手を頭か首の後ろに置きます
- 肘を天井に向かって挙げて行きます
この動作を左右で10回程行います。
左右で挙げにくい側(右利きの場合は主に右側が挙げにくいことが多い)が分かったら、左は10回・右は20回など挙げにくい側の回数を多くしてみましょう。
2週間〜1ヶ月程度毎日行う事で体の可動域の角度が大きくなるのが実感できます。
胸椎の可動域が改善される事で猫背だった姿勢が変わり、疲れや痛みにも変化が出てきます!
ぜひ一度お試しください♪
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